乾燥肌は食べ物で改善できる!乾燥肌に効く栄養とNGな食べ物

乾燥肌は食べ物で改善できる!乾燥肌に効く栄養とNGな食べ物

栄養が偏ると肌が乾燥するのはなぜ?

肌が乾燥すると、保湿クリームなどで肌をケアするのが一般的ですが、実は栄養不足も肌の乾燥につながるということを知っていますか?肌が乾燥している状態は、セラミドからなる角質層の細胞間脂質が減少し、皮膚の水分含有量が低下していたり、皮脂の分泌量が少なかったりする状態です。例えば、角質層細胞間脂質の約8割を担うセラミド。セラミドは、肌の潤いを保ち、紫外線などの刺激から肌を守る重要な役割を担っている重要な成分ですが、たんぱく質が不足すると肌のターンオーバーが乱れてセラミドが減少し、肌の潤いが外に逃げて肌がガサガサになってしまいます。

また反対に、乾燥肌を悪化させる食べ物もあります。お菓子や肉食に偏った生活を送ると、肌をきれいに保つために必要なビタミンが浪費されるために角質層が荒れ、乾燥肌の原因になったりします。このように食事と乾燥肌は密接に関わっているため、外からのケアをしっかり行うだけでは乾燥肌対策は不十分なのです。

乾燥肌にはビタミンAとB群が欠かせない

美肌に必要な栄養素として定番のビタミンですが、乾燥肌の改善には特にビタミンAとビタミンB群が必要不可欠です。

レバーをはじめ、シソやにんじん、パセリといった緑黄色野菜に多く含まれるビタミンAには、角質層にある天然保湿因子の育成を促して肌の潤いを保ったり、肌や粘膜を健康に保ったりします。天然保湿因子は空気中や真皮から水分を補給して肌に潤いを与えますが、加齢などで減少します。天然保湿因子が減ると肌の水分量も減って肌が乾燥するので、それを防ぐためにもビタミンAの摂取は重要なのです。

ビタミンB群の中でも特に美肌に関係するものは、肌のターンオーバーを促進し、乾燥を防ぐビタミンB2とビタミンB6です。ビタミンB2 は豚肉や鶏肉、牛肉のレバーやハツ、うなぎ、納豆などに多く、ビタミンB6はにんにく、まぐろ、酒粕、かつおなどに多く含まれます。

たんぱく質で皮膚のバリア機能を守る

たんぱく質は体の約2割を占め、筋肉や髪の毛、肌などの主成分となる大切な栄養素で、新陳代謝に大きく関わる成分です。そのため食事からたんぱく質を十分に摂らないと、肌のターンオーバーがしっかり行われず、ターンオーバーの過程で作られるはずの天然保湿因子や肌の保湿に関わるセラミドがきちんと育成されません。

しかし近年は日本人のたんぱく質の摂取量が減っています。以前厚生労働省が行った調査によると、日本人の1日1人当たりのたんぱく質摂取量は、1995年は81・5gだったのが、2002年には73.3g、そして2011年は67.6gへと減少しています。その原因は、食の欧米化が進んだことによる魚を食べる機会の減少や、過剰なダイエットにより、とりわけ高カロリーと印象付けられているたんぱく質を避けるようになったことが考えられます。

糖分やカフェインなど、乾燥に悪い食べ物は控える

乾燥を悪化させる食べ物は大きく分けて4種類あります。

1つ目はコーヒーや紅茶、ココアなどに含まれているカフェインです。血管を収縮させて体を冷やすため、代謝が悪くなり肌の乾燥につながります。また肌の保湿は体内の水分も大きく関係しているのですが、カフェインの利尿作用で体の水分を排出されてしまうので、カフェインのとりすぎには注意が必要です。

2つ目はお菓子など糖分の多いものです。糖分は体内で分解されるときに、美肌に必要なビタミンBを消費するので、お菓子の食べすぎは控えましょう。

3つ目は脂っこいものです。脂っこいものを食べすぎるとコレステロールや中性脂肪を高めて血行を悪化させ、肌に必要な栄養が届きにくくなります。

4つ目はインスタント食品やレトルト食品です。栄養が偏ってしまい、肌に必要な栄養が不足してしまうので、インスタント食品に頼りすぎる食事は止めましょう。

「自分は、自分が食べるものからできている」とはよく聞くフレーズですが、もちろん肌も同様です。乾燥肌のケアというと外側からのケアに目が行きがちですが、食べ物から改善しないといくら外のケアをしても根本的な解決にはならないので、食べるものは意識したいですね。