乾燥肌のかゆみは何が原因で起こるの?

13_1乾燥肌のかゆみは何が原因で起こるの?

秋から春先にかけては、気温と湿度の低下にともない肌も乾燥しがちになります。もともと皮脂分泌が少なく、肌の薄い人は乾燥肌に傾きやすいため、注意が必要な季節です。
乾燥が進むと肌のバリア機能が低下し、かゆみを引き起こす原因にもなります。そこで今回は、かゆみの原因と対策についてお伝えしたいと思います。

そのかゆみ、お風呂の温度が原因かも?

特に冬場に起きる事の多い、お風呂上がりの身体のかゆみ。その原因の一つに、お湯の温度が熱すぎる点が上げられます。
熱いお風呂に入ると血管が広がり血の巡りが良くなります。寒さで血管が収縮し血流が悪くなっているところに、入浴することで急激に血流がよくなり、それが原因となり身体が刺激され、体のあちこちがかゆくなるのです。
また、熱すぎるお湯は皮膚表面を保護してくれる皮脂分を必要以上に奪ってしまう為、お風呂上がりの肌は水分が蒸発しやすく乾燥しやすい状態になってしまいます。お風呂から上がったら、すぐに乳液やオイル、クリームでなどでたっぷりと保湿してあげましょう。
バスタオルで水分を全て拭き取ってしまわずに、少し水滴が残っている程度の状態で保湿剤をなじませるとより効果的です。

乾燥の季節は、化粧品にも要注意!

13_2乾燥肌のかゆみは何が原因で起こるの?

乾燥肌の人は、同時に敏感肌だという人も非常に多いです。これは、肌が乾燥すると皮膚のバリア機能が低下し、少しの刺激でもかゆみを感じることが原因です。
また、そのような状態の肌においては、化粧品に使用が認められている微量な科学物質であっても、その成分が引き金となってかゆみや湿疹を引き起こすケースも少なくありません。
もともと敏感肌の人やアレルギーのある人はもちろんですが、乾燥がひどくなる季節はいつも使用している化粧品であってもトラブルを引き起こす可能性は充分にあります。
万一かゆみや赤みなどの肌の以上を感じた場合は、保存料や着色料などの刺激になる成分が入っていないものや、オーガニック製品などに変えてみることでかゆみが改善することもあります。また、必要に応じて皮膚の専門家に相談するとより良いでしょう。

肌に直接触れる「衣類」にも配慮が必要。

冬のトラブルで以外に多いのが、衣服が原因となってかゆみが引き起こされるケースです。特にウールのニットや、首の裏にある洋服のタグが原因となる場合が多いようです。
素材そのもののチクチクとした感触が刺激になる事もありますし、ニット製品や化繊のタイツなどを身につける事で静電気が溜まりやすくなり、それがかゆみの原因となる事もあります。
そういった場合は、衣類を見直してみるのも一つの方法です。特に肌に直接触れる下着類は、シルクやコットンなどの天然繊維を選ぶようにすると良いでしょう。摩擦がかゆみの原因となる事が多いため、ツルツルとした肌触りのシルクは特におすすめです。
同じ天然繊維でも、麻な種類によってはかえってチクチクする場合があるので気をつけてください。
ニットを着たい場合は、少し高価ですがウールよりもカシミアがおすすめです。
柔軟剤の使用も、静電気をおさえる為に有効です。ただ、物によっては柔軟剤に含まれる成分が逆に肌の刺激となる場合がありますので、赤ちゃんにも使える刺激の少ない物などを使用すると良いでしょう。
刺激の少ない衣服選びはもちろん大切なことですが、肌に触れる衣服の摩擦を完全に無くす事は不可能です。まずは大前提として肌の保湿をしっかりと行う事をこころがけ、その上で身につける衣服にも気を配ればかゆみは随分と軽減されるはずです。
ひとたび乾燥してしまった肌を元の状態に戻すのは大変ですから、日頃から乾燥しないようしっかり保湿を行うよう心がけたいものです。