乾燥肌と体臭の深い関係!そのメカニズムと対処法

乾燥肌と体臭の深い関係!そのメカニズムと対処法

多くの女性が乾燥肌に悩んでいます。男性に比べ、体内の水分量や皮脂の分泌量が少ないのがその原因です。しかも、乾燥肌は体臭の原因にもなるので、やっかいです。自分では気がつかなくても、周囲の人間は乾燥肌から発せられる臭いを感じているかもしれません。そこで、乾燥肌が体臭を引き起こすメカニズムとその対処法について説明していきます。

乾燥肌から発せられる体臭の正体

18_2乾燥肌と体臭の深い関係!そのメカニズムと対処法

体臭のきつい人と言えば、汗や分泌物でベトベトなイメージがあります。逆に、水気がなければ臭いもしないように思われがちです。しかし、実際には乾燥肌がひどくなると、強烈な臭いを発するようになります。
肌は乾燥すると角質が粉々になり、粉吹き肌という状態になります。これが人の肌に定着している黄色ブドウ菌や真菌といった悪玉菌の大好物なのです。しかも、乾燥が進むと身体の表面がアルカリ性になり、悪玉菌が好む環境が整います。そうなると、悪玉菌は爆発的に増殖し、アンモニアや脂肪酸を作り出します。それが体臭の正体です。
さらに、肌が乾燥することによって、尿素などの天然保湿成分が蒸発していきますので、それらが発する臭いも体臭の原因の一端となります。

冬になると体臭を伴う乾燥肌が増える理由

冬になると、女性は一層乾燥肌に悩まされることになります。なぜなら、湿度と温度が同時に低くなるからです。
空気中の湿度が50%以下になると、角質は急速に水分を失います。しかも、気温の低い冬場は他の季節に比べて、あまり汗をかきません。この両方の条件が揃うと、身体の表面を覆っている皮脂膜が薄くなってしまうのです。
皮脂膜は、身体の油分と汗によって作られた天然のバリアです。肌にうるおいを与えると同時に、細菌などの侵入から皮膚を守ります。また、角質の剥離を防ぐことで、肌の保水にも寄与しています。さらに、皮脂膜自体が水分の蒸発を最小限に抑える役目も果たしているのです。
それが薄くなると、保水機能は一気に弱体化します。そればかりか、角質層の細胞間脂質や天然保湿成分も失われ、肌は隙間だらけになって水分はダダ漏れの状態になります。穴のあいたバケツのようなものです。しかも、現代では、どこに行ってもエアコンが稼働しているので、温風にさらされて肌の乾燥が加速します。それらの条件が重なって、冬場は乾燥肌で悩む人が増加するのです。
そして、乾燥状態が続くと、肌はアルカリ性に保たれることとになり、善玉菌が棲みつくことができなくなります。逆に、悪玉菌はどんどん繁殖し、体臭もきつくなります。したがって、寒い季節には夏場以上に乾燥肌の対策をしなければなりません。対策方法としては、身体を冷やさない、適度な運動で汗を流す、部屋に加湿器を置く、保湿成分の豊富なクリームを定期的に塗るなどの手段があります。ただし、かゆみがひどい時や湿疹ができた時などは、素人判断をせず、医者に相談した方が良いでしょう。

ボディーソープの選択を間違うと悪化する乾燥肌

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体臭が気になると、当然、入念に身体を洗おうとします。しかし、乾燥肌からくる体臭の場合、洗いすぎは症状の悪化をもたらします。身体を強くこすると乾燥から肌を守っている皮脂まで削ぎ落してしまうからです。
さらに、使用するボディーソープによっても乾燥肌による体臭はひどくなるので、商品選びは慎重に行う必要があります。まず、悪玉菌の増加につながるアルカリ性のものは乾燥肌には良くありません。必ず弱酸性の商品を選んでください。また、あまりにも洗浄力が強いと肌にダメージを与えてしまいます。身体の汚れというのは、それほど落ちにくいものではありません。体に優しい低刺激のボディーソープで十分です。さらに、保湿やうるおい成分が配合されたものであれば理想的です。そして、入浴時にはボディーソープをよく泡立てて、なるべく優しく身体を洗いましょう。
汚れを無理にこすり落とすのではなく、肌をいたわって本来の力を取り戻させることが、何よりの乾燥肌対策なのです。