むくみが乾燥肌を呼び起こす!?そのメカニズムと解消法

むくみが乾燥肌を呼び起こす!?そのメカニズムと解消法

乾燥肌とむくみは、どちらも女性にとって大きな悩みです。「乾燥肌」は肌が乾いた状態になることで、「むくみ」は体内に余分な水分が溜まる現象です。相反するように見えますが、実は、両者には深い関係があります。そこで、乾燥肌とむくみについて、その仕組みと対処法を説明していきます。

むくみの原因は水分の摂り過ぎだという誤解

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むくみに関する誤解のひとつに、身体に水が溜まるのは水分の摂りすぎが原因というものがあります。しかし、真実は全くの逆で、水分不足がむくみを引き起こすのです。むくみで悩んでいる女性の数は男性を遥かに上回ります。それにも関わらず、体内の水分比率は男性の方が5%も多いのがその証拠です。
体内に取り込まれた水分は、吸収されて血と混じり、血管によって全身を巡ります。そして、細胞に栄養を与えながら老廃物を回収する役割を担います。老廃物を含んだ水は、汗や尿になって体外に排出されます。ところが、体内の水分が少なくなると、人体は水を節約しようと、排出量を減らして汚れた水を貯め込んでしまうのです。これが、むくみと呼ばれている現象です。したがって、体内水分量が少ない女性がむくみを起こしやすいのは当然だと言えます。

表裏一体の関係にあるむくみと乾燥肌

むくみが続くと、しばしば乾燥肌を併発します。体内に水分を貯め込んでいるのになぜ乾燥するのかと思うかもしれませんが、話はそう単純ではありません。ポイントは、水分を貯め込んでいる場所にあります。
普通、肌が瑞々しいというのは、細胞内にたっぷりと水分が含まれている状態を指します。ところが、むくみの場合は、細胞の外に水分を貯め込んでいるのです。しかも、老廃物をたっぷりと含んだ濃度の高い水です。浸透圧の関係で、細胞内の水分は細胞の外へと排出されていきます。細胞の水分は失われ、肌はカサカサになっていくというわけです。しかも、細胞外によどんだ水があると、栄養をうまく細胞の内側まで運ぶことができなくなります。ますます細胞はやせ細り、栄養不足から肌の荒れも目立ってきます。
このように、むくみは単に太って見えるというだけではなく、美容にも多大な悪影響をもたらす厄介な存在なのです。
むくみが常態化していることに気がつけば、一刻も早く改善の努力を行うことが大切です。

瑞々しい肌を保持するためにも知っておきたいむくみ解消法

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むくみ解消のためには、水分を十分に補給しなければなりません。水分不足にならないためには、1日に1.5から2リットルの水が必要とされています。ただ、一度に大量に飲んでも吸収しきれずに、大部分がそのまま排出されるだけです。それよりも、回数を分けて少しずつ飲むのが効果的です。もし、ミネラルウォーターを飲むのであれば、硬水よりも吸収がしやすい軟水の方が良いでしょう。また、冬場であれば、冷水は新陳代謝を鈍らせてしまうので常温の水がおすすめです。
しかし、むくみがひどく、水分の循環が滞っている場合、水分補給だけでは解決しない場合があります。その時は、なんらかの方法で身体の代謝を高めていく必要があります。まず、即効性があるのが、入浴です。お湯につかると身体全体が温まり、新陳代謝が高まります。忙しくてもシャワーだけですませるのではなく、毎日寝る前に湯船につかることが大切です。そうすることで、血液の循環が活発になり、老廃物の排出が促されます。そして、適度な運動もむくみ解消には効果的です。運動で強化された筋肉は循環ポンプの働きをし、血の巡りが良くなるからです。
また、むくみが気になる時は、スナックやインスタント食品といった塩分の多い食事は控えた方が良いでしょう。逆に、積極的に摂取したいのは、すいか、きゅうり、バナナ、りんごといった利尿作用のある食品です。
瑞々しく、美しい肌を維持するためにも、むくみ対策は日頃から考えておき、いざという時には即座に実行に移すのが賢明です。