知らないと損をする!永久脱毛の定義と現代の脱毛技術

知らないと損をする!永久脱毛の定義と現代の脱毛技術

ムダ毛の処理というのは、女性にとって実に面倒な問題です。特に、夏などは、ちょっと油断すると恥ずかしい目に遭うことも。そこで、永久脱毛にしてしまうと考える人が出てくるわけですが、ここで気をつけてほしいのは永久脱毛をすればムダ毛が永遠に生えてこないわけではないという点です。どういうことなのか、順を追って説明していきます。

絶対に毛が生えないわけではない!永久脱毛の仕組みと限界

エステサロンで行う永久脱毛は、光脱毛が主流です。これは、体毛を作り出している毛母細胞を光でダメージを与えて、発毛機能を喪失させようというものです。光脱毛で照射される光は、黒色だけに反応して熱を発する性質があります。それ故、毛根のメラニン色素を狙い撃ち、毛母細胞にダメージを与えても他の細胞を傷つけずに済むのです。しかし、光細胞にも弱点があります。

体毛には、成長期、退行期、休止期の3つのサイクルが存在します。そして、体毛が黒々としている成長期に光脱毛を行うと効果も抜群です。逆に、退行期や休止期にはメラニン色素が減少しているため、光を当てても反応が薄いのです。しかも、そのサイクルは、1本1本バラバラなので、成長期を待って一斉に光を照射するというわけにもいきません。したがって、ムダ毛を完全に取り除くには、時期をずらして同じ場所に何度も照射を繰り返す必要があります。

しかも、毛母細胞は、一度ダメージを受けても機能が復活する可能性があるのです。確実にムダ毛を生えなくするには毛母細胞を完全破壊するしかありませんが、それは医療行為に当たるため、エステサロンで行うのは法律で禁止されています。もちろん、ダメージを与えるだけでも毛母細胞の機能は弱まります。その結果、ムダ毛が薄くなったり、数年間生えてこなかったりという効果はあるのですが、文字通りの永久脱毛には至らないわけです。

世間の認識とのズレがある永久脱毛の定義

永久脱毛を施しても大抵の場合、ムダ毛は再び生えてきます。これは大いなる矛盾です。脱毛状態が永遠に続くわけではないのに、なぜ永久脱毛と呼ばれているのでしょうか?ここに誤解の源があるのですが、そもそも永久脱毛とは、ムダ毛が二度と生えてこないという意味ではないのです。

米国電気脱毛協会によると、永久脱毛の定義は「脱毛の処理が終了してから1ヵ月経過した時点で、毛の再生率が20%以下の状態」となっています。この定義に従えば、わずか1ヵ月でムダ毛が再生してもその数が少なければ永久脱毛だというのです。世間での認識とのあまりのズレに愕然としてしまいますよね。永久脱毛と言われれば、永遠に毛が抜けた状態を意味するのだと思うのが普通です。しかし、これは言葉の捉え方の問題で、ここでいう永久脱毛とは「脱毛処理によって生じた、体毛が少なくなったという効果は永続的に続きますよ」という意味なのです。極端な話、数年後にムダ毛が9割元に戻ったとしても1割は減っているので永久脱毛は継続中だという話になります。かなり紛らわしいので、最近では永久脱毛の代わりに永久減毛という言葉も使われています。

脱毛効果が長続きする方法とそれぞれの問題点

誤解しないでほしいのは完全な脱毛が無理だといっても、脱毛を行うのが無意味だというわけではないという点です。エステサロンで1年から数年かけて脱毛を続けると、完全とは言わないまでもムダ毛はかなり薄くなります。その結果、ムダ毛処理の回数は以前と比べるとかなり少なくなりますし、中には処理を全く行わなくてもよくなった人もいます。

それでも、世間でいう意味での永久脱毛に近づきたいというのなら、より効果の高い方法を選ばなければなりません。そこでおすすめなのが、レーザー脱毛です。基本的な仕組みは光脱毛と同じなのですが、照射する光の出力が違います。レーザー脱毛は医療機関で行うため、毛母細胞の破壊を前提とした施術が可能です。そのため、エステサロンよりパワーの大きな機器を使っており、脱毛処理が終了すれば光脱毛よりも長期間の効果維持が期待できます。しかし、それでも完全な脱毛を実現するには至りません。光の出力を強くできるといっても、あまり強すぎると人体を傷つけてしまうのでおのずと限界があるからです。そもそも、レーザー脱毛で狙い撃ちにできるのはメラニン色素を含んでいる毛根であって、その下にある毛母細胞自体は黒くないので完全破壊が難しいのです。

もし、レーザー脱毛以上の効果を求めたいのであれば、電気脱毛という選択肢もあります。これは、細い絶縁針を毛穴に差し込み、電気や高周波で毛母細胞を焼き切ろうというものです。直接目標を叩けるため、完全な脱毛に最も近い存在だと言えるでしょう。ただし、毛穴に針をひとつずつ差し込む必要があるので恐ろしく時間がかかり、しかも、毛母細胞を焼くたびにかなりの痛みを感じます。その上、施術費用も高額なため、脱毛に強いこだわりがある人以外にはあまりおすすめできません。

現代の技術では、脱毛後にムダ毛の再生を完全に抑えるのは不可能です。したがって、期待できる効果とそれに伴うデメリットを秤にかけて、自分の希望にもっとも近い方法を慎重に選択する必要があります。