あれっ?施術後なのに生えてきた!永久脱毛後に毛が生えるのはなぜ?

あれっ?施術後なのに生えてきた!永久脱毛後に毛が生えるのはなぜ?

永久脱毛は一生毛が生えないというわけではない

永久脱毛と聞くと、一度施術を完了すれば一生ムダ毛が生えてこなさそうなイメージを受けますよね。しかし、実際の定義を見ると違いにびっくりしてしまうかもしれません。

日本では永久脱毛のきちんとした定義はありませんが 美容先進国であるアメリカ最大の電気脱毛団体・米国電気脱毛協会(AEA)が定めた定義によると、永久脱毛は「最終脱毛から1カ月後の毛の再生率が20パーセント以下である脱毛法」だとされているのです。

「その定義では永久脱毛とは言い難いのでは?」と思うかもしれませんが、施術でムダ毛を限りなく目立たなくすることは十分可能です。安全な脱毛治療について活動してきた医師の団体である日本医学脱毛協会によると、いま日本で一般的な脱毛法である「レーザー脱毛」を2年から3年行った約90%の人に、半年から1年以上にわたって発毛抑制の効果が見られるとされています。それではなぜ施術後にまた毛が生えてきてしまうのかというと、毛の生え変わりサイクルや体調の変化が原因であると考えられています。

毛周期が乱れて脱毛しきれなかった可能性

人の毛は「毛周期」という毛が生え変わる周期があります。部位によってサイクルの長さは違いますが、主に3段階に分けることができます。

まずは毛根の細胞分裂が活発に行われ、毛が伸び続ける「成長期」を経て、毛根の細胞分裂が弱まり、毛が抜け落ちる準備段階の「退行期」、そして毛根の細胞分裂が止まって毛が抜け落ち、次の毛を作る準備をする「休止期」があります。脱毛の施術は、成長期の毛にしか発揮しません。

その理由は施術のレーザーや光はメラニン色素に反応するためです。成長期の黒々とした毛はレーザーが毛根までしっかりと届くのですが、退行期や休止期の毛はメラニン色素が薄くなってしまうため反応しなくなってしまいます。髪の毛を除き、成長期の毛は全体の15%前後と、退行期や休止期と比べて少なめ。そのため毛周期が乱れて成長期が短くなったり、毛周期を無視した脱毛施術をしたりすると、しっかりとした脱毛効果を得にくいのです。

妊娠やストレス… ホルモンバランスの変化も影響

先ほどお話しした毛周期の乱れの要因には、ストレスなどによるホルモンバランスの乱れや加齢が考えられます。特に女性は妊娠をきっかけにエストロゲンという卵胞ホルモンの分泌が盛んになりますが、このエストロゲンには育毛作用があるため、妊娠中に体毛が濃くなるケースがあるのです。そのほか、無理なダイエットや不規則な生活によるストレス、バランスの悪い食生活などでも女性ホルモンの乱れにつながるので、妊娠を経験していない女性でも生活習慣によって体毛が濃くなることがあります。しかしこうした原因による発毛は、それほど過剰に心配する必要はありません。出産後はエストロゲンが減少するので毛は抜けますし、それ以外の方でも規則正しい生活をしてストレスを溜めないよう心掛ければホルモンバランスは正常になり、施術後の状態に戻ります。

基本的に施術した毛穴から生えることはほとんどない

実はレーザー脱毛が日本に導入されたのは1997年とまだ歴史が浅いので、どれくらいの期間、発毛を抑える効果が続くかは未知数なのです。永久脱毛の定義である「1カ月後の毛の再生率20パーセント以下」を踏まえると、本当に効果があるのか不安に感じるかもしれませんが、実際に施術を終えた毛穴から毛が生えることはほとんどないため、毛が目立たないレベルまで脱毛することができます。ただ、先ほどお話ししたように、毛周期の関係で脱毛処理が行き届かなかった部分があった場合やホルモンバランスの乱れによって、施術後にまた生えてくる可能性はありますが、普段は自分で処理する必要はありません。しかしそうは言っても高い施術費用が掛かるので、脱毛する際はアフターフォローが充実していて気軽にできる店舗を選ぶことが大切ですね。